クリニックの開業をお考えの方|大阪の設計事務所|アトリエスイッチ
2021/08/20
医師と設計者が出会うタイミング
一般に、医師であるクライアントが開業を検討される際の相談相手は、医療コンサルや開業支援会社などが多いと思います。資金計画や開業場所の選定、その後、土地・建物の仲介業者を通じ建設会社や設計事務所を紹介してもらう流れが一般的です。本当にその流れが正しいのでしょうか?実際に相談に来られた方の中にも、「もう少し早くお声かけ頂いていれば...」と思う案件は少なくありません。
注意すべき点は、クライアントと設計事務所の出会うタイミングです。最適なタイミングは、土地の購入やテナントの契約前です。設計者は土地等の持っているポテンシャルを読み解く能力があります。使いにくい形状等であったとしても、最適な答えを導く力を持っています。物件選びの際の同行や、ご希望のクリニックが適合する候補の敷地や物件選定の際に建築のアドバイスをもらいながら最適解を判断することが可能となります。こうした判断をせずに、土地の購入やテナント契約をしてしまうと、プランニングの際に無理が生じ、この場所では開業計画自体を見直さなければいけないケースもございます。そうならないためにも、計画の初期段階から設計事務所に相談し、クライアントが考える希望のクリニックのスタイルをできる限り設計者と共有し適切な物件選びを行うべきです。アトリエスイッチ一級建築士事務所では初回の相談は無料で行っております。物件選びに不安を感じている方や、誰かに相談した方はお気軽にお声かけください。
また、条件を満たす物件かどうかを判断するにはチェックリストを作成し、関係者が共有することをお勧めします。不要なトラブルの回避にもつながります。私自身も使っている簡単なチェックリストが下記よりダウンロードできるようにしましたのでご活用下さい。
参考資料:テナント契約前チェックリスト